一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2005年12月10日に英国内において5番目の出店となったシェフィールドの「Meadowhall」ストアのオープン時に配布されたT-shirtです。
今回配布されたT-shirtsは1.000着。銀座や心斎橋が先着1.500名分だったわけですが、この配布数は店舗の大きさや周辺人口から割り出してるんでしょうか?
2005年ですのでフロントプリントは他のストアオープンT-shirtsに倣って
Meadowhall
バックプリントも
Designed by Apple in California
ボディはHanesですが、見ての通り地球の裏側の日本からしたらレアなHanesです。パチモンじゃねーの?と言いたくなるような。
なんせタグが見たこともないようなデザイン。サテンを二つ折りにしていますが、下に小さく「BEEFY-T」の文字。
この辺りから新しくなっているHanesのロゴとは言え、シンプルでブランドの重みがあんまり感じられないなぁというのが正直な感想。
ボディの仕様も日本やアメリカで流通しているものとは異なっています。まず、ネックリブが厚めでバインダータイプっぽい。スエットシャツか?てなくらいに。そして小さめなんですよね。伸びるのなんか許さない!と言わんばかり。リブ周り、肩などのダブルステッチ仕様は御馴染みですが、これ、アームホールとボディの縫製もダブルステッチなんですよね。アメリカ流通のBEEFY-Tはここはシングルなんですが。ここをダブルにするのはHEAVY WEIGHTのコットンを使っているT-shirtsなどではまぁお目にかかるのですがちょっと珍しい仕様です。
ヨーロッパのHanesって20年くらい前に手に入れたのは裏にベルギーの住所が明記してあったので現地法人としてベルギーにオフィスがあったんだろうなぁという認識でしたが、ここには一切それらしいことが明記されていませんでした。数年前に気になってネットで調べたらヨーロッパから撤退した、なんて書かれていたようなものを見つけたのですが、本当のところは?
そして更に驚きだったのが「MADE IN TUNISIA」!色んな意味でレア物件!
13年前の今日、オープンでしたのでここにアップしました。サイズはやっぱりXLでしたね。英国人、そんな太ってる人、いないっていうのに….
1). 両袖のピーク幅 97cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 77.5cm
3). 脇幅 57cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)29cm
6). アームホール(平らにしての採寸)20cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm
size: X-LARGE