Sandbags “The Great American Beach Day & 10km Fun Run” T-shirt circa 1978

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回は1978年8月27日にロングビーチで催されたイベントのT-shirt。

明確にイベントの日付がプリントされ、しかも私としては初物となる「SANDBAGS」ブランドのT-shirtです。

Sandbags “The great American beach Day & 10km Fun Run” T-shirt circa 1978

このSANDBAGSブランド、WPLナンバーで照会すると”KEEPERS INDUSTRIES, INC.”というカリフォルニアの会社がもっているブランドのようです。ただ、私が記憶する限り現在まで日本にはあまり流通していないブランドという認識。

でも1978年当時のものとしては非常にきっちり作っているな、という印象。このT-shirtの素材は50%ポリエステル、50%コットンですが、柔らかくて着心地は悪くなさそう。

タグはこの時代のものとしては大きな部類に入りますがポリエステルサテン素材で耳付き、二つ折りにしてネックテープで縫い付けられています。ネックテープは首回りだけでなく、肩全体まで一直線に走っているためダブルステッチ仕様になってますね。そして丸胴仕様。21世紀の主流の仕様そのままですね。

Sandbags T-shirt Label Artwork circa 1978

ド直球の直訳通り「砂袋」をモチーフにしたイラストに「SANDBAGS」の文字。右上には™️印。

折り返しの裏には

50% COTTON
50% POLYESTER

AUTOMATIC WASH & DRY
AT LOW TEMPERATURE
TUMBLE DRY LOW HEAT
& REMOVE QUICKLY
DO NOT USE BLEACH

WPL 13459
U.S.A.

MADE IN USA表記がありませんが時代が時代だけに100%アメリカ国内生産品なのでは、と。

プリントは私がよく目安にしているマラソン関連のイベントもの。

ロングビーチのYMCAがスポンサーにもなっている10kmファンラン。イラストが何を示唆しているのかよくわからないのが残念。

なんとなくサイズの割にはアームホールが大きく取られているようですね。そしてまさに「T」の字のようなシルエット。

40年前の今日のイベントということでアップしました。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 77.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 65.5cm
3). 脇幅 52cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)22cm
6). アームホール(平らにしての採寸)20cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm

size: X-Large

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