一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は英国で人気のスニーカーショップ、「size?」が2014年に販売したデザインT-shirtです。
size?は2001年くらいにはニールストリートにこじんまりとしたショップを構えていた記憶があるのですが、その後大きくなりまして英国内に30店舗以上構えるくらいに成長しています。(2018年現在)
スニーカーショップだけあって以前から別注モデルをニューバランスやナイキと組んでリリースしていたのですが、ようやく?自らのブランドのアパレル分野にも手を出してきました。これは面白そうなので購入した一着です。
昔から思っているのがヨーロッパのT-shirtsはちょっと違うということ。
良い悪いという単純な答えを出すのはちょっと憚られるので断言しませんが、アメリカンT-shirtsで育った私としてはやっぱり「ちょっと違う」感じがします。
その印象は21世紀になっても全く変わりません。
で、これ。size?のショップアイコンでもあるクエスチョンマークをイラストに落とし込んだポップなデザインが秀逸。可愛いです。
そして何故か英国のお店なのにカタカナで「サイズ?」というところもいい。
更に購入のポイントになったのが「made in Portugal」だったということ。ポルトガル生産品のアパレルって割と質のいいものが多い印象がありますので。Nike Europe主導で販売していたヴィンテージプリントのT-shirtsもその多くがポルトガル生産品でしたし。
T-shirtが届いて数回着ていたのですが、綿の肌触りにクセがありましてちょっとタンスの肥やしになりつつあります。
ヘビーウエイトでもなく、さりとて薄くもなくテロンとした肌触りなんですが、この辺は好みの問題ということで。
脇下、ネックとまさかのトリプルステッチ仕様もかなりの驚きです。ゴツい感じしかしません。
丸胴ではなく二枚仕立て。
size?オリジナル製品なのでタグもそれ専用。
刺繍で二つ折りですが「?」が抜き取られていて下地のオレンジが見えるという演出。凝ってます。ネックテープがグレイというのも耐久性とかじゃなくて単純に「カッコいいから」という理由からでしょう。