新年明けましておめでとうございます。今年もこのブログを継続していきたいと思っておりますので宜しくお付き合いのほどを。??
新年一発目は目出度い赤のT-shirt、そして個人的に「T-shirtsの歴史上かなりエポックメイキング」だと思っている物件を公開したいと思います。
それはずーーっと探していて狙っていた「1982年物」です。36年も前の物件だと今から探すとなるとコンディションは二の次になってしまいがちですが、私としては「タグの状態がすこぶるよくて、ボディ自体もさほど劣化していないもの」をずーっと探してました。あと「値段が納得いって更に年代がプリントで明確に判断できるもの。」
ということで自ずとハードルが若干上がり気味の中ようやく入手したのがこれ。
Hanesです。1982年くらいまで流通していた旧ロゴであり、Beefy-Tではなく、驚きのアメリカンコットン認証マークが入っているタグなんです。
これ、私が知る限り1981-1982年に流通していただけだと思われます。
それでその裏付けを取るためにこのタグでプリントに「1982」と日付がわかるイベントなどのプロモT-shirtを探していたのです。おかげで自分の推測が間違っていなかったことで嬉しさがいっぱいです。
しかし、Hanesの1982年って何パターンもタグが存在するんですよね。まず、このアメリカンコットン認証マーク入りであり、旧ロゴのBeefy-Tであり、ロゴが変更になった後のBeefy-T、その他にCOMBED COTTON併記ロゴなど。当時のプレスリリースなんてものが存在していたのならば見てみたい!と思わせるほど今となっては悩ましいですが、トレジャーハンターになったようにどんどんハマっていく自分もいたりして。
さて、裏付けになるプリントですが、「Charles I. Smith Trot」のオーナー団体のイベントT-shirtのようですね。
トロットは日本でもメジャーなのか競馬すらしない自分にはわからないのですが、簡単にトロットの説明をすれば「馬が馬車を引いて走り、騎手は馬車の上に乗って競う競技」のようです。
イラストもプリントされていますのでイメージが伝わりやすいと思います。
ここではイベントの日付が「Oct. 11, 1982」とデカデカとプリントされているので疑いようもないですね。
タグのサイズは90年代によく見たものとさほど変わりませんが、いかんせん、このT-shirtのサイズがSですので大きく見えます。
というか、このT-shirtがS表記なのにかなり小さい作りなんですね。メンズではなくユースっぽい。
縫製等のディテールは1980年代のHanesに準拠した、すべてシングルステッチ仕様。ネックテープはすでに採用されていますが、首裏部分の約14cmだけなので単純にタグを縫い付けるための補強材的な意味合いだったのでしょうか?
タグの裏側はケアコンテンツ。表の「100% COTTON」だけオレンジ色ですね。このフォント、明治のコーヒービートみたいですごく好きです。
素材はコットンUSAで、この時代の一般的な、今でいうアメリカンアパレルなどに使われている4.3oz/ydくらいの素材でしょうか?柔らかくて個人的に好きなozになります。
1980年代初頭のHanesはネックリブが太めで首回りが小さく、洗っていくとリブが起き上がってくるのが特徴だったりもするのですが、この物件に関してはリブは2cmで21世紀の生産品と言ってもなんら違和感ない見た目になってます。不思議というか謎ですね、なぜこうしたのかが。
*1月5日(金曜日)はブログを休みます。
1). 両袖のピーク幅 62cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 63cm
3). 脇幅 38cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 14.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)18.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)14cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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