一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回もBeefy-T。長い歴史を持つだけあってとにかくネタが豊富です。これは12年前の2005年11月9.10日に品川プリンスホテルで催された「Photoshop World 2005 In Japan」でいただいたもの。
このイベントはPhotoshop生誕15周年を記念したイベントであり、本国アメリカ以外で初めて催されるイベントという、当時は割と話題になったイベントでした。
イベント参加者にはPhotoshopのマニュアルとも言える分厚い冊子とイベントロゴがプリントされたT-shirtも配布されたのですが、これは配布されたT-shirtsと違い、このカンファレンスの目玉であった”Photoshopエヴァンジェリスト”ラッセル・ブラウン氏とPhotoshopUser誌編集長のスコット・ケルビー氏によるタイトルマッチのときに演出のリング上から投げられたものを運よく手に入れた、かなりのレアT-shirtと言えます。
客席に投げられたこのT-shirtを掴み取った瞬間に「タグ変わったんだ!」とまずはそこに仰天したことが今でも忘れられません。アメリカ国内向け?とも思ったのですがその後すぐにこのブルタグを目にするようになって「あぁデザインが変わったのか」と。
12年経っても持ってる人がほとんどいないのか、ネットで検索しても出てきません。イベントの概要自体はこちらの記事にまだ残っていますので興味のある方はどうぞ。
さて、このT-shirt。2005年からそんなわけでタグのデザインが一新されています。Beefyの意味の元でもあった闘牛が大きくデザインされるようになりました。そして生産国も。
品質表記もタグと分離され、2枚構成になり、表記は
100% PRESHRUNK COTTON
MADE IN EL SALVADOR, L(42-44)
ブルタグで隠れていますが、RN#15763 CA 21356というカタログナンバーが新たに追加表記されてます。
今までそういやRNナンバーって大々的に明記されていなかったような。
このブルタグにも初期は2パターン存在を確認していますがそれはまたということで。あと同じ黒でもこちらの方が墨っぽい黒なんです。恐らく規格は同じでも糸の染料、そして生産国の違いで微妙に違ったのかも。
レアT-shirtsの類だと思うので前後のプリントもわかるように写真をアップしました。
アメコミ風のイラストがいかにもって感じで参加者用に配布されたもう一着のノベルティーT-shirtが自分の中ですっかり霞んでしまいました。
1). 両袖のピーク幅 87cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 73.5cm
3). 脇幅 52cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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