一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は久米繊維工業株式会社の「01」T-shirtです。
以前ブログでアップした「Say Young」はロングセラーでありながら昔のメリヤスっぽいシルエットで随分タイトでしたが、こちらはまさに「T-shirts」。非常に着やすいです。
パターンは日本人に合わせているのか割合身体にピタッとなる感じで、ゆったりしてはいませんが、生地が柔らかいのでストレスを感じません。
その生地は30番手のcombed cottonとのこと。久米繊維さんはウエブサイトでも明記してありますが、あえて生地をオンス表記していません。なので確かな数値はわかりませんが、01に使われている生地はAmerican ApparelやRoyal Apparelといった、アメリカ産T-shirtsに一般的に使われている4.3-4.4oz/ydよりは薄い気がしました。と言っても透けるわけでもなく、絶妙だと思います
01は日本製であり、展開色はなんと!61色。そしてサイズ展開もXS~3Lという、7サイズ展開。すごいバリエーションです。
ネックはリブではなく、バインダー衿を採用、長年へたれないことを想定してのものだと思います。衿に関してはこの写真だけみると30年以上前に購入したVANのスエットシャツを思い出します。
Say Young同様、こちらもタグはついておりません。「Jentle」と見えるのはこちらもシールになってます。そして昨今当たり前になっているネックテープもここでは見えず、バインダー衿はミシンがけされているステッチの跡がそのままの仕様。オールドスクールですね。
肩の縫製はシングルステッチ。これが税抜き¥2300。素晴らしい「value for money」です。
1). 両袖のピーク幅 86.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70.5cm
3). 脇幅 51.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
size: LARGE