一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
先日のT-shirtのサンプルに続いてタグのサンプルも届きました。
危惧していた家紋も印刷時に潰れることなくきちんとプリントされてきて流石日本の会社!と思ったりも。
着心地を一番左右するパーツであるタグを日本でも有数の生産地である福井県のとある会社さんにお願いしました。ポリエステルサテンの生地というか、織り成す糸ですが、ここでは日本製のものを使い、ここの会社でデータを出力して印刷しています。
打ち合わせ時にサンプルで持ち込んだ某アメリカンブランドのタグを見せると「あーこれは中国製かなぁ」とすぐわかったようでした。どこでわかったんですか?と聞くと「中国のは織る時に日本製よりも表面に凸凹が出るのでそれが光を反射してギラついた表面になるんですよ。まぁそれを高級感と捉えて使うブランドもあるから悪いとは言いませんが」とのこと。
では御社も使いますか?と聞くと「うちは使いませんよ」と嬉しい答えをいただいたのでお願いすることにしたのでした。
紙にプリントアウトしたモックよりも多少お金はかかりますが、こうやってサンプルを作ってもらってチェックすると「フォント、まだ小さいなぁ」とかダメなところが明確にわかります。
一旦、これをアメリカのメーカーに送ってOKが出たら少し手直しして本生産をお願いしようと思います。
あともう少しです。