一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はアップルコンピュータ時代の毎年社内で行われていたイベント、「Corporate Games」の運営スタッフ用T-shirtです。
基本的なレイアウトは2000年、2001年のCorporate Gamesの時と変わりません。美しいApple Garamondフォントを使ったデザインなんですが、使われているT-shirtがHanesからFruit Of The LoomのHeavy Cottonに変更されてます。Beefy-Tと同じような仕様のもので発注したらこれになったってことなんでしょうか?翌年のCorporate Games 2003ではまたBeefy-Tに戻ってますので数が確保できなかったとかそういったところなんでしょうか?
Corporate Gamesってそもそも何?と疑問でしたがそれは名著「Apple T-shirts」(1997年刊。廃刊)に言及されていました。
この本は1997年発刊なのでこの2000年のは当然掲載されていないのですが、1990年代のそれが掲載されており、簡単ではありますがイベントの趣旨が言及されていました。以下抜粋。
P168より。
The Apple Corporate Games weregild almost annually at Foothill College in Los Altos.The Games were a series of fun events designed to promote competition and cooperation between divisions.
カラーはターコイズ。ただ、AWB設定で撮影するとブルーがかってしまい、目で見た色と違ったので補正をした写真にしてます。基本的にオリジナル尊重派なので撮ったものをそのまま出すのですが今回はご了承ください。
フロントプリントは左胸部分に「Staff」。
肩はダブルステッチ、ネックリブはシングル仕様。バックプリントは2000年から3年連続で
Corporate
Games
2002
________________________
August 2002
Apple Campus
Cupertino
タグはHeavy Cottonでは基本的ですが、フルーツの盛り合わせが大きく描かれています。その下に
HEAVY
cotton
もう一枚ケアコンテンツタグがついて見えるようにレイアウトされた表記が
L
100% COTTON PRESHRUNK
MADE IN EL SALVADOR
個体差なのかわかりませんが、これは身丈が通常のFruit of The Loomよりも若干短めで割合好きです。
1). 両袖のピーク幅 87cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70.5cm
3). 脇幅 52.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25cm
6). アームホール(平らにしての採寸)20cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm
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