jt’s Classic “GUINNESS Extra Cold” T-shirt circa 2000

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回はギネスのT-shirt。日本では流通していないGuinness Extra Coldです。

記憶が曖昧ですが1990年代終わり頃からかアサヒのスーパードライがヨーロッパで爆発的に売れたため英国人にも「冷えたビール」が浸透したのでしょう、Extra Coldはパブで供給されるのみですが、一般的なギネスが5℃〜8℃を推奨しているのに対し、Extra Coldで推奨しているのは3℃です

jt’s Classic “GUINNESS Extra Cold” T-shirt circa 2000

余談ですがアサヒのニュースリリースには2000年にチェコで現地委託生産を行ったあとに2005年に英国で委託生産の契約締結が載っていますね。すっかり「冷えたビール」が浸透した証左だと思います。

さて、このT-shirt。それのプロモでもあり、袖に「BAR STAFF」とあるようにパブで着用されたのでしょう。このブルー地もパブの薄暗い照明でいい感じなのが目に浮かびます。

このT-shirtは実はOXFAMで見つけて購入したもの。私自身は全くアルコールをたしなまないので当時ガールフレンドだった現在の奥方(ギネス好き)に着せようと思って入手しました。

フロントプリントは

GUINNESS EXTRA COLD

バックプリントにスローガンでしょうか、

JUST THAT LITTLE BIT COOLER

なんで「JUST A LITTLE BIT」じゃないんだろう?この微妙なニュアンスが気になります。

jt’s Classic “GUINNESS Extra Cold” T-shirt Back circa 2000

このコピーの横にギネスのアイコン。しかしこのギネスのパイントグラスと黒い色だけでギネスと認識させるその凄さ。飲まない私でも「あ、ギネスだ」とわかりますから。

T-shirtはタグがすでにしわくちゃで色落ちもしていたのですが、なんとか認識したのは「jt’s classic」というブランド。ただ、検索が下手なのか一向にそれらしいブランドがヒットしません。

ネックの厚みなどから恐らくヨーロッパに流通しているものだと推測するのですが。少なくともアメリカンブランドの仕様ではないでしょうね。

そして生産国も不明でした。

サイズはM。

結局奥方はこれを一度しか着てくれずタンスの肥やしに。欲しいという方がいたらあげようかな。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 86cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 63cm
3). 脇幅 48.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16.5cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm

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