一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はオーランドのOutlet Shopで見つけて購入したアメリカンアパレルの50/50シリーズなど。
私が所有しているアメリカンアパレルのT-shirtsはそのほとんどがプロモT-shirtsの類であります。2002年から愛用しているとは言え、地元新潟には直営店などなく、2016年10月にAA自体が日本から完全撤退しちゃいましたからこれからも直営店で買う機会はなくなってしまったわけです。
それどころかASI SHOWでスタッフと話すと「当分アメリカ国外ではやらないし、卸もしない」というコメント。
GILDANに身売りの話も出ていましたがその後の展開が聞こえてこないのでちょっと心配ではありますが。
話を戻して。
2005年くらいに上野の小さいお店で旧タグのT-shirtを見つけて購入した時はアパレルショップによくある、PP袋に入らないで陳列されていたのを購入したのでこういうパックに入っているものを見たのも初めて。
でもアウトレットショップではこうしたパックやハンガーに陳列されていたり、畳まれてディスプレイされていたりとその意図がよくわかりませんでした。商品が違うのならばいざ知らず、50/50なんてハンガーに大量に陳列されていましたから。
ともあれ、珍しさだけでこれをチョイス。他にはキッズも欲しかったのですが、キッズは2年前からアウトレットでは扱っていないとお店のお姉さんが答えてくれました。リテールで全部売れちゃってるってことかなぁ?
アメリカンアパレルには珍しい色つきのタグ。サテンのタグにグレイ色が綺麗に乗ってます。
通常モデルよりもカッコいいタグなんですが文字に注目すると
Made in the USA
With US and
Imported
Components
アメアパよ、お前もか……
タグの裏からもう一枚のタグは全てケアコンテンツに費やされています。2016年まで進出していた全ての国の言語、表記を網羅するために。
素材は50/50というくらいで「50% Combed Cotton, 50% Polyester」。日本語でも「コーマ綿」なんて明記されています。
しかし、アメリカ製とは言え縫製がアメリカの自社工場だけど生地は海外で明記はなし。
どっちを個人的には優先させるかと問われれば肌触りや着心地を優先して「生地」と答えると思うのでこれにはあまり魅力を感じません。それだったらまだBeefy-Tの「FABRIC MADE IN U.S.A. ASSEMBLED IN MEXICO」といった方が魅かれるものがあります。
ディテールは100%コットンの定番T-shirtsとほとんど変わりませんが首回りだけこっちの方が少し小さく作られているようです。まぁでもアメリカンアパレルだからロットによる個体差だと思います。
アメリカンアパレル
ジャパン03-6418-5401
ここがなんとも切ないです。あぁ、諸行無常。
1). 両袖のピーク幅 86cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 75cm
3). 脇幅 51.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 16.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
店頭プライスは$20ですが、アウトレットでは$18と値札に明記されていました。
ただ、精算時にここから40%のディスカウントになります。だったら最初から値引き後の価格を提示してくれればわかりやすいのになんでなんだろう?このシステムはアウトレットショップではあるあるなのでしょうか?