一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は年寄りの昔話として聞いてください。
これは懐かしいVirgin AtlanticのT-shirt。購入先は新宿のVirgin Megastoreでした。1990年に日本初出店を果たした新宿のマルイシティ新宿地下1階にテナントとして入っていた時に売ってたんですよね。かたやVirigin Atlanticは1991年にヒースローと成田の直行便が就航された後で割とViriginGroupはこの時期日本では人気があったんですよね。今では跡形もなく完全撤退しちゃいましたけど。
因みにこのT-shirtを買ったときは店頭に(今では)幻のVirgin Colaも販売機かなんかで売ってたんですよね。個人的に好きな味ではなかったので買わなかったんですが。ただ、「うぉっ!あるよ!」というインパクトですごく記憶に残ってます。
このT-shirtは¥3.500くらいだったと思うんだけどなぁ…..
フロントプリントのデザインはもちろん、飛行機の尾翼にもプリントされていた当時のアイコン、「スカーレット・レディ」がモチーフの女性。スカーレット・レディはアルベルト・バルガス(Alberto Vargas)作ですが、大戦中の米空軍機にもよくプリントされていてお馴染みです。
タグは同じ意匠で刺繍されています。「virgin atlantic LEISUREWEAR」。
二つ折りで裏はケアタグでこっちも刺繍。
素材表記は 50%POLYESTER
50% COTTON
残念ながらこれもすでに処分してしまい現物が手元にありません。なので生産国もわからないままです。英国製でもアメリカ製でもないのは覚えているのですが…
ディテールですが、写真を見てもおわかりのように身幅が広いんです。1990年中後期のBeefy-Tよりもゆったりしていた記憶が。
やっぱり採寸しておけばよかったと悔やむもまぁ普通そんなことしないよなぁ、と。
Googleでイメージ検索してもなかなか出てこなかったのでヒットするようにこれをブログにあげてみました。
*写真は10年前の2007年に撮ったものです。