一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回もアメリカ土産の北米マーケット向けの物件。子供用のHanes T-shirtsです。
不思議なのはメンズのパックものは枚数が3、6、9枚パックと3の倍数なんですが、こちらは5枚なんです。同じ様に女の子用も5枚パックでしたね。下着というか、パンツも。何故なんだろう?一週間これで大丈夫みたいなキャッチコピーが明記されていましたが、weekdayに合わせての枚数ってこと?
パッケージのデザインが赤というのはメンズの赤パックに合わせたからなのでしょうか、素材も同じ100% ComfortSoft Cottonです。そしてタグレス。生産国も同じドミニカ共和国。パッケージ裏のコピーライトは「©2014 Hanesbrands,Inc.」になっています。2014年からこのパッケージデザインなのでしょうか。
サイズはせがれに合わせて3Tを購入。
開けてみるとこれもやはり丸めてセロテープで固定されていました。
一枚広げて写真を撮ってみましたが、「結構カッコイイなぁ」なんて思っちゃいました。いでたちがすごくいい。いいぞこれ、という予感をかなりさせてくれます。
幼児はまだ頭が大きいので日本の洋服は左肩にスナップを付けて着やすくしているものが多いですが、海外ではそういった配慮はあまりないものが多く、けれどもこのT-shirtsは首周りをメンズと同じ様な幅(ここでは18cm)をとることでそれを容易にしています。で、首周りの広さと着丈のバランスが悪くなくてなんだか一丁前でカッコイイ、と。
キッズ用なのに肩、ネックリブがダブルステッチ仕様なのもポイント高し。よく出来てます。決して手を抜いているというわけではないのがビシビシ伝わってきます。
で、お値段は5packで$15.99でした。大まかに計算して¥2.000くらい。一着¥400だったらお買い得だと思います。値段で言えば西松屋とかでも同じくらい、もしくはもっと安く買えますが、そのほとんどは中国製。考え方ですが、私としてはHanesなんかを着せて身体にその感覚を覚えさせたいなと思ってます。
1). 両袖のピーク幅 48.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 37cm
3). 脇幅 32cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)14.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)10.5cm
7). ネックリブ自体の幅 1.5cm