一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はちょっと古めの物件で、1998年10月17日にリリースされたMacOS 8.5の開発者チームに配布されたT-shirtです。

1997年にJobsがアップルに復帰したからかどうか定かではありませんが、1998年は割とプロモT-shirtsが沢山あったような気がします。こちらはDogcowを中心に可愛いデザインでまとめたデベロッパー向けのT-shirtsですが、OSをリリースした際に購入者に特典として配布したT-shirtsもあるし、この年のWWDCでは通常スタッフのT-shirtsって一種類なんですが、テーマに合わせて4種類のカラー、テーマに沿ったプリントのT-shirtsを配布してたりします。
AllegroというのはMacOS8.5のコードネーム。この頃はコードネームに音楽用語を採用していました。OSXになるとネコ科の名称をコードネームに採用し、途中からコードネームすら商品名になっちゃうんですが。

T-shirtはHanes Beefy-T。HANESのロゴがボールドフォントだった時代のものです。そして肩はシングルステッチ仕様。ネックリブもシングルステッチ仕様のおかげで随分スッキリしたルックスです。この時代のBeefy-Tってシングルステッチ仕様だからってほころんできたりしたものは一着もありません。スッキリして着心地もいいし、文字通りタフ。私の中ではこの時期のこの感覚があるから今でもBeefy-Tは好きだったりするのですが、正直ブルタグのBeefy-Tまでですね、好んで着てたのは。

ケアタグは二枚目でして、
100% PRESHRUNK COTTON
U.S.A.MADE COMPONENTS ASSEMBLED IN MEXICO
CARE ON REVERSE
ADULT M (38-40) /M/M
この時期のは「CARE ON REVERSE」って文字が入っているのが特徴です。
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1). 両袖のピーク幅 83cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70cm
3). 脇幅 48cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)21.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
SIZE: M