一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
anvilは歴史も古く、T-shirtsは1976年から生産しているアパレルメーカーです。堅実というか、しっかりしたT-shirtsを作ってたイメージでした。
が、1月のASI SHOWで見てびっくり。anvilもこっちの系統に舵を切ってました。しかもロゴ変わってる！
担当の女性に「いつロゴ変わったの？」と聞くと「just new! from this year we’ve changed」とのこと。小文字の社名から大文字の細身のフォントに変更までして。モダンでカッコよくなりましたね。
（ただ、ネットで調べると日本向けの2016秋冬カタログで既に新しいロゴが使われていますね）
ディスプレイされたT-shirtsを見たり触ったりしてると「あれ？HeavyWeightがないなぁ」と思い、またお姉さんに「Heavy Weightはもうないの？」と聞くと「うちはやってない」と。「オレ、持ってるんだけど」と返すと「昔はあったけどもうないわよ」と。
全体的にロゴと同じようにAmerican Apparelをもっと都会的にしたような洗練された印象を受けました。
で、撮影許可もらって撮ったのがこれ。
ハンガー、カッコイイなぁ…..欲しいなぁ。
2017年からの新しいタグです。商品はMidweight、昔からANVILがよく販売していた主力商品ですね。ただ、触った感じ、以前のそれよりも今風の柔らかさみたいな感じを受けました。ネックリブは昔からのそれと同じようですが。
で、これはMade in Honduras。
その後総合カタログをいただいたのですが、スタッフのデスクに束になったT-shirtsが。見てると「要る？」と聞かれたのでもちろんいただきました。サンプルとして配布していたT-shirtです。こちらは恐らくサンプルで配るくらいだから主力商品として売り出していこうとしているのでしょう、LightWeightです。あまりにも薄くてコットンぽくない触り心地だったので「FeatherWeight? (Lightよりも薄くて軽い素材です）」と聞くもライトウェイトとのこと。指先の触れた感触はなんだかナイキのDri-Fitみたいなんですが、これでも100% Ring Spun Cottonなんですよね。それにも驚き。織り方なのかなぁ？
しかし、これ、なんと、旧ロゴ！更に今までのHanesタイプのタグでは無く、American Apparelタイプの細長タグなのに！自分の中では二重でレア。
また更に。タグの裏を見るとかなり驚き。
Gildan Activewear (UK)Ltd.
2nd floor, office 610 Quayside Tower
252-260 Broad St. Birmingham
B1 2HK UK Reg. #03929879
Gilldan Activewear SRL
1-877-445-3265
product@gildan.com
RN 93846 CA 25181
100% Ring Spun Cotton
Made in Bangladesh
Fabrique au Bangladesh
Hecho en Bangladesh
なんと英国オフィスの住所記載。ヨーロッパマーケット仕様？
さ、更にANVILなのにGILDANって….
GILDANがいつの間にかANVILを傘下にしてたのか…..次はアメリカンアパレルか？
で、また調べると日本向けのアナウンスに載ってましたね、「2012年にGILDANに買収された」って。
いろんな意味で驚きの連続の物件でした。
1). 両袖のピーク幅 83cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 77cm
3). 脇幅 55cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅（首周り） 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ（おおよそです）22cm
6). アームホール（平らにしての採寸）14cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm