一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は2015年に入手した、クパチーノにあるアップル本社内で展開されている世界でただ一つのオフィシャルグッズストア「The Company Store」で購入したT-shirtです。
厳密に言えばかみさんの会社の人がSan Joseに出張ということでクパチーノにも行くらしいというのでお願いした物件。
渡されたものを見て驚きました。てっきりAmerican Apparelがベースの商品だと思っていたのに初対面のCANVAS社製でした。しかも個人的に好きな4.3oz/ydくらいのコットンではなく、今で言うところのlight weight T-shirt。とにかく薄い。ストッキングみたい。
他に「?」というポイントは、2015年当時はOSX “Marvericks”のシステムに合わせてフォントがHelvetica系に移行したはずなのにこのコピーはMyriad系ですよね?2003年くらいからアップルが採用していたコーポレートフォント。
製品自体はアメリカのファストファッションを標榜しているアパレルメーカーのようです。HanesなどのボディT-shirtsブランドとは違う、どちらかと言えばAmerican Apparelと同じ方向を向いているブランドですね。
2017年1月に足を運んだASI SHOWでここもブースを出店していたので率直に「BellaとCanvasって何が違うの?」と訊いたところ、基本的にBellaはレディース、CANVASはメンズというお答えをいただきました。
バックプリントは のみ。
素材は
生産表記は「made in Nicaragua of US components」。ブースに展示されていた商品はほとんどこの表記でしたのでこれがここの会社のスタンダードなんでしょう。
タグはAmerican Apparel などでポピュラーになった長方形(縦長)で、ブランドタグ、ケアコンテンツタグの二枚仕様。CANVASはサテンではなく、ペーパータグっぽい素材のタグですね。
お値段$19.95でした。この後ストアのT-shirtsはボディとなるブランドがわかるようなものを使わなくなっていきます。「アップルのT-shirts」という意味だけをフォーカスさせる狙いもあるんでしょうが、使っているブランドで時代やトレンドをざっくりつかめていた私としてはかなり残念です。
1). 両袖のピーク幅 78cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 68cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)20cm
6). アームホール(平らにしての採寸)15.5cm
7). ネックリブ自体の幅 1.8cm
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