一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は「パックT-shirtsの王様」Hanesと、BEAMSのコラボT-shirt。2016年に2枚パックで販売されたものです。同時にHanesはSHIPSとも同じようなコラボT-shirtsを販売していました。
いわゆるJapanFitと呼ばれているモデルは日本のHanesで前からやっているわけですが、それではこのコラボとの差別化はどこなんだろう?とウエブサイトを見てみるもはっきりとした違いが明記されていません。わかるのはタグレスのプリントに「BEAMS」と一言付け加えられているのとパッケージがBEAMS仕様なくらい。
ただ、値段はHanes公式では¥2.808(税込)なのに対し、BEAMSものは¥2.700(税込)。少しお安いのです。不思議です。
触った感じは昔の3枚パックよりも気持ち生地が厚いようです。アメリカHanesのクラシックラインですかね、つまりは。それを日本人の体型に合わせてきた、と。
日本で展開されているHanesは日本サラ・リー時代から21世紀になって一貫して中国製が中心でしたのでこれも中国製。でもコットンはどこで生産されたものを使ってるんだろう?割と品質が良いので気になったりもします。アメリカ展開されている「Comfortsoft」ものよりもソフトな肌触り(な気がします)。
BEAMSの看板はいわゆる金看板ですのでこのモデルも早々に売り切れています。
私はこれをブック○フへ古本を買いに行った際にお隣の○フハウスで¥500で見つけて購入しました。Sサイズなので着れませんけれど…
オールドスクールな仕様ではありますが、肩はダブルステッチ仕様。
タグレス仕様ではありますが、アメリカで展開しているパックT-shirtsが同じタグレスでも洗濯表記までここにプリントしてあるのに対し、これはブランド名だけ。ケアコンテンツは裾の内側に別に縫いつけているのですが、ペーパータグ?で、ジャケットの裏地についていそうな大きめのもの。T-shirtsに縫い付けられるには異例とも言えるような大きさ。腰がチクチクしないのかなぁ…..
表記の中に
H5110BE S 胸囲80-88cm
綿100% 中国製
確かにこのパターンだと女性が着ても可愛いと思います。
1). 両袖のピーク幅 71cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 63cm
3). 脇幅 44.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)20.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)14.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
着丈 60.5/肩幅 37.9/身幅 45.3/そで丈 16.6というのが公式サイトのサイズ表記になってますのでこれも参考にしてください。
日本向けのマーケット仕様だけあってアメリカ製のT-shirtsよりも生地がしっかりしている分くたびれるのが遅いと思います。