Hanes FIFTY-FIFTY COMBED “ Enumclaw Expedition” T-shirt circa 1981

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回はHanesの混紡T-shirt、「FIFTY-FIFTY」です。ポリエステル50%、コットン50%の素材で、正直私はあまり持っていません。これはその数少ないストックの中の一着です。

Hanes FIFTY-FIFTY COMBED “ T-shirt Label Artwork circa 1981

Hanesで「FIFTY-FIFTY」という表記がタグに明記されるのは私の知る限り1980年が初出だと思われます。この時はまだタグのデザインも黒い四角で文字が囲まれたものではなく、Hanesロゴの下に併記されているものでした。

それが早くも1981年のこれでお目見えしてるわけで。その後は表記が「50/50 COMBED」と変更されるわけですが。

タグのアートワークの概要としては

✓旧ロゴの「Hanes」。

✓黒の長方形の中に「FIFTY-FIFTY COMBED」の文字。ただし、これ、文字だけ綺麗にオレンジで着色されています。「RUN FOR LIFE」のT-shirtのようにやっつけ仕事的なところは見られません。

でもまぁ、ご覧のようにネックテープの下に一緒に縫い付ける仕様なのですが、よったまま縫い付けたようできちんとタグが見えなくなってます。そして常に半分立ち上がっているような状態なのでチクチクするんじゃないかなぁ。

縫製は全てシングルステッチ仕様。Hanesの混紡は時代によって肌触りが変わるのですが、この頃のものは毛玉も目立たなく、100%コットンのような印象を与えます。

Hanes FIFTY-FIFTY COMBED “ Enumclaw Expedition” T-shirt circa 1981

プリントは1981年8月7-9日にワシントン州イーナムクローで行われたイベント時のT-shirtのようですね。

このイーナムクローってどんな町かと検索すると2016年時点で人口が1万ちょっとの小さい町なんですね。更にstreet viewで見るとのどかな綺麗な町というのがわかります。

短命なロゴですが多分やっつけ仕事の方の「オレンジを重ね塗り」したようなタグも現れるのではないかと思っていますので入手したら公開したいと思います。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 84.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 66cm
3). 脇幅 52cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm

SIZE: X-LARGE

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