What’s the beauty of Tees? vol.15

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回はまだ返事がこないですが、商品コンセプトの柱になっている「MADE IN USA」という定義について。

別にアメリカ製が世界一優れているわけでは正直ないとは思います。縫製や大量生産時の商品質の均一さなどからいえば日本製の方が優れていると思いますし。

私としてはそれでも「T-shirtsが生まれた国だから」というのと「多感な時期にいつも着ていたのがmade in USAだったから」というのが主たる理由なんです。それが屋号にも表れているわけで。

そして永遠に手に入ると思っていたのがグローバリゼーションの弊害で「made in USA」がほとんどなくなってしまったということも要因です。

そもそも「MADE IN USA」って定義なんですが。

アメリカの連邦取引委員会での公式なガイドラインでは

For most products, unless they are automobiles or items made from textile or wool, there is no law requiring manufacturers and marketers to make a “Made in USA” claim. But if a business chooses to make the claim, the FTC’s Made in USA standard applies. Made in USA means that “all or virtually all” the product has been made in America. That is, all significant parts, processing, and labor that go into the product must be of U.S. origin. Products should not contain any – or should contain only negligible – foreign content. The FTC’s Enforcement Policy Statement and its business guide, Complying with the Made in USA Standard, spell out the details, with examples of situations when domestic origin claims would be accurate and when they would be inappropriate.Manufacturer Settles with FTC for Making Misleading Made-in-the-USA Claims

となっています。製品のほとんどのパーツをアメリカ国内生産に依るもの、と。素材や部材が国外製だとその旨記載することも明文化されています。

とは言っても「made in USA」をセールスポイントの一つとしているニューバランスなんかはソールユニットが中国製なのに「made in USA」を名乗っているのはいかがなものか、ということが記事にもなったりしてますし、T-shirtsなんかだとラベルはどうなの?という気も。T-shirtsオーダー時に紹介してもらったラベルの会社はアメリカが本社ですがベトナムや中国に支店、工場があるというので(おそらく)海外生産も多いのではないのか?と。私はそのあやふやさが嫌なのと、直接肌に触れる重要部分なのでタグは「made in Japan」を選びましたけど。

ともあれ、FTCにペナルティを課せられないような純度の高い「made in USA」商品ができればいいんですが、返事がこないのでなんとも不安ではあります。