Russell Athletic  “ Inside MacPaint” T-shirt circa 1984

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回は1984年にリリースされた名作ソフトウエアの誉れ高い「MacPaint」関連のT-shirt。プロモ用ではないとは思いますが、どんな用途で配布されたものなのか気になります。

Russell Athletic  “ Inside MacPaint” T-shirt circa 1984

MacPaintとはプログラマーのBill Atkinsonによって開発されたお絵かきソフト。このソフトの仕様の一つ、グラフィックなツールバーがアドビのPhotoShop, Illustratorなどにも採用され、今でもグラフィックソフトの定番仕様となってるくらい。変えようがない完成度ということですね。

リリースはMacにバンドルされることもあって1984年ですが、開発はその前から行われ、LisaでバンドルされたLisaSketchみたいなのをMacにもというジョブズのリクエストで開発がスタートしています。そのため、開発途中の段階では「MACSKETCH」という名前で製作が進んでいたのがわかるスクリーンショットが「Revolution In The Valley」(2017年現在絶版)というMac誕生の舞台裏を描いた書籍のP163(邦訳本)に載っています。

1980〜1990年代のアップルT-shirtsの参考となる書籍「Apple T-shirts」にはこれは出ていませんね。

そういう意味ではレアアイテムなんでしょうか?

フロントプリントは「Inside MacPaint」と称して「実はこんなんでした」風なユーモアのあるイラストに。小人さん達が活躍してたわけですね。そしてM68000プロセッサーはテーブル代わりだったというオチも面白いです。

敬意を表してBill Atkinsonの似顔絵が床に置かれているのもグー。これはSusan Kare女史がビットマップエディターで描いた似顔絵ですね。素晴らしい。

下地になってるT-shirtは意外にもRussell Athletic製。

Russell Athletic T-shirt Tag circa 1984

4.4ozよりも薄い生地が使われてますね。それは50% COTTON 50% POLYESTER混紡だからということもあるのでしょう。混紡ですが肌触りは2017年に購入したアメリカHanesの黒ラベルパックT-shirtsのComfortsoftに似ています。Comfortsoftはコットン100%なのに似てるってのもおかしな話ですが。

主だったところは全てシングルステッチ仕様ですが、ネックはリブではなくバインダー衿でダブルステッチ仕様。しかも、クルーネックなんですがシェイプがU字ネックなんです。ちょっと珍しい。

タグは1980年代からの青と赤のロゴ。ネックテープがないので一緒にステッチで縫い付けられてます。

XL 46-48
MADE IN U.S.A.
FOR CARE & CONTENT SEE REVERSE

裏には雑然と表記が。

50% POLYESTER
50% COTTON/COTON

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CRAFTED WITH
PRIDE IN U.S.A.

1984年時点で「coton」表記が見れるのも珍しいですね。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 84.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 71cm
3). 脇幅 58cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm

SIZE: X-Large

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