What’s the beauty of Tees? vol.2

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回は「色」について。

T-shirtsの色はあまりトレンドに左右されないと思っています。特にメンズは。

1990年代にイタリアのベネトンがカラフルな美色を多色展開、しかもリーズナブルな値段でMADE IN ITALYという、びっくりするようなマーケティングで席巻しましたが、その余波はメンズにも、という感じではなかったような気がします。やっぱり保守的なんでしょうか、メンズは。

2017年、ANVILのカタログを見ると定番のMid-weight T-shirtsでは17色展開。

PORT & COMPANYのカラーガイドを見ると定番T-shirtsはなんと50色!以上のラインナップ。

そして日本の久米繊維工業さんの定番「01T」はその上をいく61色!!

カラーチャート並みに揃えてます。すごい。

じゃあうちも、といきたいところですが、始めたばかりで資金的な問題や在庫を抱えるリスクが目の前に立ちはだかります。

それよりも単純に定番の数色以外の売り上げって全体の何%なんだろう?と。それを支えていける柱があっての多色展開ですので小さいところはまず無理です。

しかも私はターゲットの顧客を「MADE IN USAのT-shirtsを愛用してその良し悪しを理解している男性」に定めています。

そういう人たちってパープルとかターコイズは着ないよな、と。

ただ、1970年代後半〜1980年代のT-shirtsにあった色は是非いつか販売したいと思ってます。

私がオークションでその年代のT-shirtsを探すときに指標にもなる色で、ブラウザでスクロールして探してるときにその色を見つけると大体そうだったりします。個人的にも好きな色です。

現在それに近い色はあるのですが、残念ながらあまり需要はないようです。

そして昔がよかった風なものでもなく、21世紀になっていい色だなぁと思うようなものも出てきてます。個人的にはAmerican ApparelのSlateってすごく綺麗な色だと思います。

そういうものも販売できたらなぁ、と思ってます。